研究発信

停止条件付変動金利永久国債の日銀引き受けについて ~インフレが欲しい人のために~

停止条件付変動金利永久国債の日銀引き受けについて

 ~インフレが欲しい人のために~


岩村充(早稲田大学経営管理研究科教授)

膨大なマネタリーベース供給にもかかわらず十分な効果をあげていない金融政策の状況をふまえ、返済財源の裏付けのないマネタリーベース供給であるヘリコプターマネー(ヘリマネ)が話題になることが多くなっている。このペーパーでは、物価水準の財政理論(Fiscal Theory of the Price Level:FTPL)を基礎に均衡物価水準の決定条件を整理することにより、単純なマネーのばらまきではなく、状況に応じて回収(サルベージ)することも可能なヘリコプターマネー政策が理論的には設計可能であることを示すと同時に、戦前の高橋財政の意義なども参照しつつ、FTPLに基づくデフレ脱却策という文脈で関心を呼んだ米国のクリストファー・シムズ教授による提案などの問題点をも明らかにする。

停止条件付変動金利永久国債の日銀引き受けについて〜インフレが欲しい人のために〜

 

付記
このペーパーは、2017年3月よりナウキャスト社のホームページに寄稿文献として一般公開されている。

 

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