日本企業とイスラエル企業はその特徴に補完性があり、両者が連携する利点は大きいと考えられ、連携の進展に期待する向きは多い。その一方で、昨年からのウクライナ情勢、昨年末に発足したネタニヤフ新連立政権の強硬な対外政策、等々イスラエルを巡る不確実性は以前よりも増してきている。一方で、2020年にアラブ諸国とイスラエルの間で締結されたアブラハム合意により中東地域全体でビジネスがより融合していくのではいか、という期待感もいまだ存在している。ポストコロナの局面で、日本企業はイスラエル企業とどのような連携を、どのように進展させていくのが正解なのか。今回はKPMGテルアビブのお二人をお招きし、今のリアルな状況を共有しました。
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概 要
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日 時:2023年7月21日(金)17時00分~18時30分
場 所:<ハイブリッド開催>
早稲田大学11号館9階 902教室
オンライン(Zoom)
参加費:無料
主 催:早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所
運 営:株式会社クラスティ
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プログラム
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17時00分 開会
講演
木村 和秀(KPMG Somekh Chaikin (KPMGイスラエル)
「イスラエルでの日本企業の投資・協業の最新状況」
Itay Falb 氏(KPMG Somekh Chaikin (KPMGイスラエル) 税務パートナー)
「日本企業のイスラエル進出時の留意点」
樋原伸彦(早稲田大学大学院経営管理研究科 准教授)
「日本企業とイスラエル企業の補完性」
ディスカッション&ネットワーキング
18時30分 閉会
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登壇者の紹介
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Itay Falb (イタイ・ファルブ) 氏
(KPMG Somekh Chaikin (KPMGイスラエル) 税務パートナー。
公認会計士(イスラエル)、弁護士( イスラエル))
The College of Management & Academic Studies卒業。
イスラエルの大手法律事務所税務部門における勤務を経て、KPM Gイスラエル・テルアビブ事務所に入所。
クロスボーダーのタックスプランニング、M&A、 税務ストラクチャリングなど国際税務に関する幅広い経験を持ち、 2018年以降はKPMGイスラエルのジャパニーズ・ プラクティス責任者。 日本企業によるイスラエル進出支援の豊富な実績を有する。
木村 和秀 氏
(KPMG Somekh Chaikin (KPMGイスラエル) ジャパニーズプラクティス、シニア・マネジャー)
早稲田大学政治経済学部卒業。 シカゴ大学大学院政治学修士課程終了後、博士課程単位取得退学。
2016年KPMG FAS(KPMG ジャパン)入社以来、事業戦略立案、新規事業開発、ならびにM& Aに係るビジネスデューデリジェンス、イノベーション戦略立案、 買収後の統合支援(PMI)に係るアドバイザリー業務に従事。
2021年よりKPMGイスラエルのジャパニーズ・ プラクティスにて、在イスラエル日本企業の会計・税務・ アドバイザリー支援や技術探索・M&A支援、 及びイスラエル企業による日本市場進出に従事。 早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所招聘研究員。
樋原 伸彦
(早稲田大学ビジネススクール准教授
イノベーション・ファイナンス国際研究所所長)
東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業、東京銀行(現・三菱UFJ銀行)入行。世界銀行コンサルタント、通商産業省通商産業研究所(現・経済産業省経済産業研究所)客員研究員、米コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所助手、カナダ・サスカチュワン大学ビジネススクール助教授、立命館大学経営学部准教授を経て、2011年から現職。米コロンビア大学大学院でPh.D.(経済学)を取得。 早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所(https://cfi-wbs.com/ )所長。株式会社スケールアウト(https://www.scale-out.co.jp )社外取締役。稲盛フェロー(2008-2009)。専門はイノベーションのためのファイナンス。