2012年頃から日本企業によるCVC活動は活発化し、少なめに見積もっても100社以上の上場企業がCVC活動に従事するようになっている。そんな状況の中、企業のCVC担当者は、少なくとも以下の三つの課題に直面しているのではないだろうか。
- CVC活動の立ち上げ時に直面するハードル、
- 個々の投資からの戦略的リターンの実現可能性を示すPOC(Proof of Concept)の難しさ、
- 投資後が本番となる個々の投資からのvalueの出し方。
今回のセミナーでは上記の三つの課題に関して、3名の専門家の方をお招きし、リアルなところを本音で議論していただきます。題して「日本企業のリアルCVC戦略」。
━━━━━━━━━━━━━概 要━━━━━━━━━━━━━━━■■
日 時:2019年11月27日(水)17時~19時
場 所:早稲田大学11号館7F 703教室
参加費:無料
定 員:50名→80名に変更
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【プログラム】
16時30分 受付開始
17時00分 開会のあいさつ
樋原伸彦
17時 5分 講演Ⅰ「CVC立ち上げの時の徹底検証」
加藤 由紀子 氏(SBIインベストメント株式会社 CVC事業部長)
17時35分 講演Ⅱ「CVCにおける戦略的リターン創出に向けたPoC(Proof of Concept)の進め方」
岡本 准 氏(株式会社KPMG FAS ストラテジーグループ・パートナー CVCリーダー)
18時05分 講演Ⅲ「事業会社におけるCVC ーアフターインベストメントの留意点ー(仮題)」
吉川 健二 氏(株式会社ニコン執行役員 経営戦略本部副本部長)
18時35分 パネルディスカッション
加藤 由紀子 氏
吉川 健二 氏
岡本 准 氏
モデレータ
樋原 伸彦(早稲田大学ビジネススクール准教授
イノベーション・ファイナンス国際研究所所長)
19時00分 閉会
【登壇者プロフィール】
▼加藤 由紀子 氏(SBIインベストメント株式会社 CVC事業部長)
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SBIインベストメント(株)において、16年余りにわたりベンチャーキャピタリスト業務に従事。2016年4月より、CVC事業部にて事業会社と共同で運営するCVCファンド運用、オープンイノベーション支援に従事。
アイエヌジー証券会社投資銀行本部にてコーポレートファイナンス業務に従事後、2002年、SBIグループ傘下のヘルスケアVC立ち上げに参画。2005年にSBIインベストメント(株)に転籍後、投資部門にて国内外のベンチャー投資育成、経営支援等に携わる。
令和元年度 文部科学省 地域イノベーション・エコシステム形成プログラム推進委員会委員。
▼吉川 健二 氏(株式会社ニコン執行役員 経営戦略本部副本部長)
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1981年早稲田大学を卒業後、 日本光学工業株式会社入社(現 株式会社ニコン)に入社。
Nikon Europe B.V.、Nikon INC.、株式会社ニコンインステックに出向。インストルメンツカンパニーでは統括部長となる。
2009年、Nikon Metrology NV(ベルギー)に出向などを経て、2011年、執行役員 Nikon Metrology NV 会長となる。
2017年、経営戦略本部 副本部長となり現在に至る。
▼岡本 准 氏(株式会社KPMG FAS ストラテジーグループ・パートナー CVCリーダー)
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シンクタンク、総合系コンサルティングファームM&A/企業再生 部門、外資系企業再生ファームを経て、2010年、KPMG FAS入社、グローバルストラテジーグループ所属。2016年よ り現職。
新規事業展開・R&D投資最適化、事業ポートフォリオ再構築、 事業ターンアラウンド、経営統合マネジメント、 といった経営変革案件を専門とし、当該テーマにおける15年以上 の経験を有する。
英ウェールズ大学 トリニティー・セント・デイビッド MBA(2005)和歌山大学経済学部 卒業(1997)
▼樋原 伸彦(早稲田大学ビジネススクール准教授
イノベーション・ファイナンス国際研究所所長)
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1988年東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行。
世界銀行コンサルタント、通商産業省通商産業研究所(現・経済産業省経済産業研究所)客員研究員、米コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所助手、カナダ・サスカチュワン大学ビジネススクール助教授、立命館大学経営学部准教授を経て、2011年から現職。
米コロンビア大学大学院でPh.D.(経済学)を取得。