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2020年1月29日(水)
「 オープン・イノベーションとストックオプション」
を開催いたします
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日本に限らず、社外と関係性を構築してイノベーションを育てようというモーメンタムが高まっています。
しかしながら、実際にオープン・イノベーションが実施プロセスの段階までくると、上手く設計できないのが、社内外の結果を出してくれた人にフェアなリターンを届けるインセンティブ・デザインです。
今回はストック・オプションという道具を使って、それの解決方法の一つをご覧に入れます。
近年、事業会社はイノベーション促進のための社内制度の構築を試みている例を多く聞きます。アクセレレーター・プログラム、社内ベンチャー・プログラム、CVC*1などを設けることが増えています。しかしながら、なかなか実のある成果を出すのは難しいようです。
一つの原因としては、社内の個々の担当者及び社外の関係者へのフェアな報酬の制度設計が十分でないことが挙げられます。例えば、CVCにおいてさえ、通常のVCよりも成功報酬制度が上手く設計されていないことは米国でさえ指摘されています。
今回はそれらの課題を解決するための手段の一つとしてストック・オプションを用いた制度設計についてお話します。
早稲田大学経営管理研究科の樋原伸彦氏が、まず問題と課題を指摘します。その上で、具体的策としての制度の運用方法を、信託型 SO及び時価発行新株予約権信託®を弁護士と共同開発した株式会社プルータス・コンサルティングの岡田宏氏がご提案します。
※【時価発行新株予約権信託®】で商標登録されています。
*1 CVC=コーポレートベンチャーキャピタル
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概 要
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開催日:2020年1月29日(水) 17時~19時
場 所:早稲田大学26号館(大隈記念タワー)8F ラウンジ
主 催:早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所
対 象: 事業会社のイノベーション担当者
(新規事業部門、CVC部門、経営企画、管理部門など)
及びオープンイノベーションのパートナーとなるスタートアップ企業関係者など
人 数:50名
運 営:株式会社クラスティ
参加費:無料
※受付でお名刺を頂いております。当日お持ちください。
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プログラム
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16:45 受付開始
17:00 開会
問題と課題
樋原伸彦(早稲田大学ビジネススクール准教授・
早稲田大学イノベーション・ファイナンス国際研究所 所長)
17:15 イノベーション促進の為のストック・オプション戦略
ー事業会社の担当者(CVC担当者など)への付与
ー社外関係者への付与
岡田 広 氏(株式会社プルータス・コンサルティング 常務取締役)
18:20 対談および質疑応答
岡田 広 氏 × 樋原 伸彦
19:00 ネットワーキング
20:00 閉会
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登壇者の紹介
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岡田 広 氏
(株式会社プルータス・コンサルティング 常務取締役)
慶應義塾大学経済学部卒業。三菱UFJ銀行(旧東京銀行)、同行ニューヨーク支店、JPモルガン・チェース銀行(旧チェース・マンハッタン銀行)、ゴールドマン・サックス証券、BNPパリバ銀行、ロイヤルバンク・オブ・スコットランドを経て現職。ニューヨークでは、アジア通貨危機の最中、事業法人への中南米通貨などの新興国通貨についてデリバティブを活用したリスクヘッジを提案し、その後も機関投資家、事業法人などの為替・金利のデリバティブセールス業務に従事。
現在は、新株予約権、転換社債、種類株、時価発行新株予約権信託®、譲渡予約権等の各種有価証券・手法の活用による戦略的な資本政策を提案している。
樋原 伸彦
(早稲田大学ビジネススクール准教授
イノベーション・ファイナンス国際研究所所長)
1988年東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業、東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行。
世界銀行コンサルタント、通商産業省通商産業研究所(現・経済産業省経済産業研究所)客員研究員、米コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所助手、カナダ・サスカチュワン大学ビジネススクール助教授、立命館大学経営学部准教授を経て、2011年から現職。
米コロンビア大学大学院でPh.D.(経済学)を取得。